久しぶりの新作ビデオ
ジュリアンムーアのオスカー受賞の演技が素晴らしい。
病気の受け入れ方、受け止め方が知的に生きてきたアリスそのもの。
それでも容赦なく進行する症状。
アルツハイマー?がん?ALS?
受け入れがたい病気の数々。
アルツハイマーをを描きながら作品完成後ALSで亡くなった監督。
いつ、自分だっての怖れと
その時毅然と受け入れ闘えるかと自問しながら。
すでに発症してからのアリスの講演は
とりわけ印象的。
彼女が頭がいいだけでなく、ユーモアを解し、本当に強い人だとわかる。
本人だけでなく不幸にも発症した人と
ともに生きることになる家族、
特に遺伝性という過酷な事実と向き合うことになる長女など
悲惨過ぎない演出が好ましい。