<2004年カンヌ映画祭国際批評家週間グランプリを獲得したエレオノール・フォーシェ監督・脚本によるドラマ。妊娠を隠しながら過ごす17歳の少女・クレールと、ひとり息子を事故で亡くしたメリキアン夫人が刺繍を通じて少しずつ心の絆を育んでいく。 >
主人公のローラ・ネマルクがいろんな表情を見せて魅力的。
いまどきの若者らしいふてぶてしさ・繊細さ・優しさを織り交ぜて魅力的。
無表情な中で時々見せる笑みが無邪気だったり、色めいていたり。
でもなんといってもこの作品の見どころは
私には刺繍。
彼女が作る兎の毛を使ったものや
ビーズのものなど、そのうつくしさが独創的で素晴らしい。
メリキアン婦人と言葉少なでも心が通うのも
針をさす繊細で緩やかで根気強い作業の繰り返しのなかで
お互いに認め合う心情があってのこと。
女性の手仕事のよさが思い起こされて
じっくり何かしら手作りの作品に取り組みたくなる。