ストーリー 下級武士の三村新之丞は、妻の加世と穏やかな生活を送っていた。しかし、藩主の毒見役を務め失明。妻が家禄を守ることと引き換えに、番頭の島田藤弥に弄ばれたことを知った彼は、目が見えぬ体で島田に果し合いを挑む。
出演 木村拓哉 壇れい 笹野高史
コメント 木村拓也なら別に見たくないという逆ファンもいる。
彼女の名言は「草薙くんは役柄の人物になるけど木村くんはどの役も木村拓也になってるのよ」
確かにと思うけれど、この作品はというとそういうにおい無きにしも非ずだけど、そこまで言うのも酷という好演。盲目の演技はいくら木村でも演技力なくしてできるものではない。
いつもながら山田洋次作品に登場する女性がういういしく美しい。
素足の足や襟足などの美しさの描写に女性でもはっとする。
監督のメッセージに「日本人は穏やかで礼儀正しく、その暮らしぶりは貧しいけれど、清潔であり、農村の美しさにいたってはユートピアを見るようだ」とかつて欧米人に評されたよき日本人とその暮らしを描いたそうだ。
そのメッセージが心にしみた。
武士の一分というタイトルも言葉自体がもつ凛とした響きととりりしい武士の生き様をあらわしていて共感できるが、三村の言葉として何度も出てくるのにはいささかしつこくて興ざめな感じがした。 (★★★★)